スウェーデンの食は多国籍。一番好きな料理はピザ?タコス?ケバブ?

スウェーデン料理、というと何を思い浮かべるだろう。

ミートボールやサーモンのオープンサンド、などIKEAで売っているもの?

もちろん、ミートボールやオープンサンドはスウェーデンで昔から食べられている「伝統的な」料理なのだけど、周りのスウェーデン人に好きな食べ物は?と聞くと、意外にも多国籍な答えが返ってくる。

「典型的な金曜日の夕食」は、タコス!

スウェーデン人は”習慣を守る”ことが好きらしい。というのは日本一スウェーデンに詳しいであろう大学の教授が言っていたのだけど、ゆえにスウェーデンには曜日にまつわる決まり事がいくつか存在する。

例えば「土曜日のお菓子(Lödagsgodis)」。これは1950年代くらいに定着した習慣で、子どもがお菓子を食べていいのは土曜日だけ、というルール。最近は、子どものお小遣いが増えたことなど様々な要因で機能しにくくなっているらしいけれど、50代くらいのスウェーデン人の先生に聞くと「子どもの頃は土曜日しかお菓子を食べられなかった」と証言していた。他にも木曜日は豆スープ、とかあるのだけど、これはキリスト教の習慣から来ているとか。

そういった「何曜日といったらこれだよね」的なものの中に、「典型的な金曜日の夕食(Typisk fredagsmat/middag/mys)」がある。その内容がなんと、タコス!

正直イメージと違う!と思ったのだけど、スーパーマーケットにいくとタコスの支持率の高さが伺える。必ずタコスの材料(ラップ、シェル、ソース、スパイス…)の棚がある。量もすごい。

実は物価が高いスウェーデンでも、日本より安く買えるものもいくつかあって、タコスのディップに使われるアボカドもその一つ。アボカドもチーズも安めで、ひき肉はお肉の中でかなり安上がりなので、タコスが繁栄する素地があるわけだ。

スウェーデン名物「ケバブピザ」

ケバブもとっても人気。スウェーデンの外食は高いのだけど、ケバブはその中ではリーズナブル。ごはんをパパッと済ませたい、でもがっつり食べたい!という時にもってこいの選択肢のようだ。同じように人気なのがピザ。ちょっと街を歩くだけでいくつものピザ屋さんに出くわす。

そこでなんとこの二つをくっつけて、「ケバブピザ」を作ったのである。

留学している間、何度か「ケバブピザは食べたか?まだか?ははは」と言われた。ケバブとピザという異国の食べ物を、好きすぎてミックスさせた節操のない俺たち、ちょっと面白い!みたいな感じだろうか。同様のノリで「スウェーデン料理はね…サンキューイタリアン!」と自虐ネタにしている人もいた。

カフェのメニューで出会った「エンパナーダ」と「ペルシャ料理」

カフェに行っても、スウェーデンの多様な食文化を体験できる。有名なチェーン店ではあまりないかもしれないけれど、個人経営っぽいお店に行くと個性的な料理に出会える可能性が高い。というのは、カフェのオーナーやスタッフに移民の方が多いのだ。(※飲食業界に特に移民が多いのかどうかは不明だけれど、旅人が触れる部分ではカフェで働く人が印象的)

最近で驚いたのは「エンパナーダ」とペルシャ料理。エンパナーダ、って南米の料理らしいのだけど、今回気に入って何度か通っているカフェで出てきた。そこのお店の女性スタッフは常連さんとみられる人たちとよくスペイン語で話しているので、もしかしたらその人の家の味なのかな、と思ったりしている。

ペルシャ料理は別のカフェで出てきた。これまたお店の人が中東系?ぽくて、本場の味…!とわくわくした。(とはいえ寿司を日本以外のアジア人が売っているパターンがとても多いのはこの効果を狙っているのであって、同様にこの人がペルシャ人かどうか私にはわからない!)

さいごに

スウェーデンというと金髪碧眼、ポテトとミートボール、サーモン?というイメージが多いかもしれない。でも実際に街をぶらぶらしてみると、もっともっとカラフルで色々な選択肢が広がっている。人口の1/3が外国にルーツを持つと言われるくらい、多様な国なのだ。もちろん移民の受け入れに関しては社会的・政治的な問題がたくさんあるけれど、、一旅人としては多様な食文化を気軽に享受できるのはとっても楽しい。

ケバブピザや様々な「本日のランチ」との出会いがスウェーデンの旅をより賑やかにしてくれますように!


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