ベルリンの魅力、発信してな!
と友人に言われているので、ベルリンに住んでみて今思うベルリンの魅力を書いてみます。
建物
まずベルリンに到着してとても楽しかったのが、色々な雰囲気の建物があること。
毎日新しい道を通るように散歩をして、できるだけ歩いて、写真に収めました。
友達に「ベルリンどう?」って聞かれて「建物が泣けてくるくらい良い」と即答していた。ここに来て1週間、毎日できるだけ新しい通りを歩いて建物を見る活動をしてしまっていたくらい素敵で、古い建物と新しめの建物が両方あるのがいい。特に新しい方の建物が個人的にツボ。そして色が好きすぎる… pic.twitter.com/mtSU7Q6XlC
— högbron (@mhtkhs1) 2018年11月28日
ベルリンの壁で東西に分けられていた背景から、近い距離に西ドイツ時代の建物と、東ドイツ(共産主義)時代の建物が残っています。さらにもっと昔の建物もあり、建物をひとつひとつみていくとベルリンの歴史を詳細に学べると思いました。
人間
人間のバリエーションが、色々な意味で、多い。
人種、国籍、年齢、宗教、学歴、職業、日本で生活していた時には全く出会わなかった人たちに会えました。これは社会参加の仕方によって変わるのかもしれないけれど、単純に街で見かける人種がいろいろだし、どこにいても”多様性”は感じると思います。
多様なのがなぜ面白いのか、というと、、
自分と異なる考え方や価値観に出会うと、当然だと意識すらしていなかった自分の考え方や価値観に気づけるから。そこから、自己理解が進むし、疑問にすら思っていなかったことへの問いが立つ。そういう摩擦の先にやっと本質的な部分がみえてきて、新たな発見があったり、シンプルになったり、一番うれしい効果は “生きやすくなる” ことだったりする。
世界は誰がどう言おうと既に多様なので、そこで個々がそれぞれの幸せを感じながら共生していく技、というか姿勢を持つことは必須だと思うし、単純に「そんな考えがあるのか!」とか新しい視点を得られるのは楽しいです。

One of the arts on the east side gallery
物価の安さ
生活者によりますが、超ざっくり本当にざっくり言うと、節約すれば月10万円で生きていける。
ベルリンの家賃相場はどんどん上がっているらしいけれど、2018年末に契約した私の部屋はWG(シェアハウス)の二人部屋(レアですが)で395ユーロ、日本円で5万円弱くらいです。
知り合いのWG一人部屋は520ユーロ(約6.3万円)、別の知り合いのスタジオタイプの部屋(いわゆる一人暮らしアパート)は500ユーロと聞いています。家に関してはまず見つけるのが大変だけれど…。
食費も、スーパーでパンとバターとパスタと野菜とソーセージなど買っても1週間で20ユーロくらいでいけているので、感覚としては大阪で一人暮らしするのとあまり変わらないです。
もちろん、お金をかけてより快適な生活をすることもできます。笑

The one scoop was 1.6 euro
表現活動やビジネス参入の敷居の低さ
これは東京やニューヨークを知っている方の言葉ですが、ベルリンは正直レストランやアートのレベルが低い、そうです。
たしかに外食をして「まずい」ことって日本ではあまりないですが、ベルリンではあります。アートに関してはわからないですが、玉石混交と言う意味ではそうなのかも。所謂「自称アーティスト」が多いというか、とりあえず名乗ってしまえるというか。アートで食ってなくてもアーティストなので、いろんなレベルのアーティストがいるのは事実だと思います。(めちゃくちゃすごい人ももちろんたくさんいます!)
発注する人からしたら厄介ですが、なにか表現活動をしたいという人からすると、チャンスです。
敷居が低いので、「やってみたい!」から「やってみた」までを速くできる気がします。人目を気にせず失敗しまくれる、という気持ちになれるので、未来にワクワクできるし楽しい。

One of the arts on the east side gallery
さいごに
ベルリン、奥が深くてカオスです。本当にいろいろな人、色々な状況の人がいて、歴史もドラマチックで、ずっと飽きないだろうなと思います。
個人的には都会が苦手なので、長く住むなら郊外に住みたいけれど(通勤圏内でほぼ森な住宅地とかがありとても素敵)、縁があればできるだけ長く近くにいたいかな?と思えるくらい、魅力に溢れています。
観光でも楽しいし、住んでも面白いし、若い人はワーホリで来て住んでみたら思いがけない繋がりができたりして、予想外の展開になって楽しいかも。まったく先が読めないしなんの保証もないけれど(笑)、そこが面白いのだと思います。
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