旅の記録を書き留めるシリーズ、フィンランド編 その2。zine販売中です!
犬ゾリは、スウェーデンへの留学を決めた時からわたしの「やることリスト」に載っていた。何度かテレビで見たからだろう、とにかく北極圏にはいるなら犬ゾリをせねば!と思っていた。

予約した体験ツアー会社で防寒着などを借り、いざ犬たちの元へ。想像していたより、ずっと小さいが、ずっと気性の荒そうな精悍な引き手たちが待機していた。



寒かったかどうかは、あまり覚えていない。それよりも、予想以上のスピードでまさにジェットコースター状態だった。前後左右にどこまでも広がる銀世界を、黒い犬たちに引っ張られてビュンビュン進んでいく。唯一外気に触れる顔の全面に、雪混じりの空気が勢い良くぶつかって来る。爽快。広がり続けるただ真っ白な空間に、思いっきり叫んでみたり、大声で歌ってみたり、100%の童心で大はしゃぎした。
たまに止まると、ソリを引く犬たちが大騒ぎになる。ずっと吠えている。ピョンピョン飛び跳ねている。

ソリから降りて帰り際、街頭に照らされるダイヤモンドダストを見た。

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